月に何本書いても、検索からの流入がほぼゼロ。Googleアナリティクスを開くたびに、アクセス数の横ばいが続いている——。
そんな状況が続いているなら、文章力や更新頻度の問題ではないかもしれません。
私自身の経験でも、周囲のブログ初心者を見ていても、読まれない原因のほとんどは「キーワード選定」の段階で決まっています。
書く内容より先に、「誰が・どんな言葉で検索しているか」を調べる。その順番を変えるだけで、同じ労力でも読まれる記事は変わってきます。
キーワードリサーチは、手順を一度覚えてしまえば誰でも動けます。この記事では、初心者が迷わず実践できるよう、6ステップで解説しています。
- ブログが読まれない本当の原因
- キーワードリサーチとは何か・なぜ必要か
- リサーチの具体的な6ステップ手順
- ラッコキーワードを使うと何が効率化できるか
- 初心者がやりがちな失敗パターンと対処の方向性
読まれるブログと読まれないブログ——キーワード選定で差がつく理由
同じ時間をかけて記事を書いていても、アクセスに大きな差が出ることがあります。その差の多くは、文章力でも更新頻度でもなく、キーワード選定の段階で生まれています。
| 項目 | 読まれないブログ | 読まれるブログ |
|---|---|---|
| キーワードの決め方 | 思いつきや興味で決める | 検索データをもとに決める |
| 検索ボリューム | 確認していない | 100〜1,000程度を狙う |
| 競合の確認 | していない | 上位記事の構成を把握している |
| 読者ニーズの把握 | 自分が書きたいことを書く | 読者が知りたいことを調べてから書く |
| リサーチにかける時間 | ほぼゼロ | 執筆前に30〜40分 |
| 共起語・網羅性 | 意識していない | 抜け漏れを記事公開前に確認する |
「読まれないブログ」の列に心当たりがあるなら、記事の本数や文章力より先に、リサーチの手順を整えるところから始めてみてください。
キーワードリサーチとは?初心者向けにわかりやすく解説
このブログを始めた当初、3〜6ヶ月書き続けても月間アクセスは100以下、収益はほぼゼロという状況でした。
キーワードという概念は知っていたものの、調べ方がわからず、なんとなくGoogleで検索して「これで書けばいいか」と決めていました。
当然、誰も検索していないキーワードで書いた記事は読まれません。
ラッコキーワードでリサーチを始めてから、狙うべきキーワードが明確になり、記事を書く前の迷いがなくなりました。
検索からのアクセスが増え始めたのも、リサーチの手順を整えてからです。書く記事の本数は変えていません。変えたのは、書く前の30分の使い方だけです。
一言でいうと、キーワードリサーチとは「読者がどんな言葉で検索しているかを先に調べておくこと」です。
書く前の30分が、その後のアクセスを左右する——そういう感覚で捉えてもらうと、重要性が伝わりやすいかと思います。
リサーチをすることで、次の3つが見えてきます。
- ① 読者が何を知りたいか
どんな言葉で検索しているかがわかると、読者の悩みやニーズが具体的につかめます。感覚だけでしかイメージできていなかった読者像が、データで裏付けられる感覚です。 - ② どのくらい需要があるか
月間の検索回数(検索ボリューム)を見ることで、そのキーワードで記事を書く価値があるかどうかを判断できます。 - ③ 競合の強さ
上位に表示されている記事を確認することで、自分のブログがどのくらい戦えるか、肌感覚でつかめてきます。
キーワードリサーチの手順6ステップ
キーワードリサーチは、以下の6ステップで進めます。順番に見ていきましょう。
なお、この記事では作業を効率化するためにラッコキーワードというツールを使って説明しています。
無料で使えるので、アカウントがなくても読み進めながら試すことができます。手作業だけで進める方法も都度補足しているので、ツールなしでも実践できます。
STEP1|テーマの軸となるキーワードを決める
まず、自分のブログのテーマに関連する「軸となるキーワード」を1〜2語で決めます。副業ブログを運営しているなら副業、ブログ 収益化、アフィリエイトなどが候補になります。
迷ったときの判断基準は一つです。「自分のブログで一番解決したい読者の悩みを一言で表すと何か」——この問いに答えが出れば、それが軸キーワードになります。
たとえば「副業」と「ブログ収益化」で迷うなら、自分のブログが「副業全般」を扱うのか「ブログでの稼ぎ方」に絞るのかで決まります。
軸が曖昧なまま次に進むと、サジェストを集めたあとに方向が定まらなくなるので、ここだけは立ち止まって考えてみてください。
- 自分のブログのジャンルを一言で表せる言葉を選ぶ
- 読者が実際に使いそうな言葉にする
- 専門用語より一般的な言葉を優先する
最初から細かいキーワードを狙うと、候補が多すぎて方向が定まりません。まずは大きな軸を一つ決めて、次のステップで広げていくと動きやすいです。
STEP2|関連キーワードを網羅的に収集する
軸キーワードが決まったら、関連するキーワードを一括で収集します。
Googleの検索窓にキーワードを入力すると表示される候補をサジェストキーワードといいます(参考:Google「検索候補(オートコンプリート)について」)。
読者が実際に検索している言葉の組み合わせなので、ニーズを把握するための重要なデータです。
Googleの検索窓で一つひとつ調べていくと、それだけでかなりの時間が取られます。
そこで活用したいのがラッコキーワードです。軸キーワードを1つ入力するだけで、サジェストキーワードをまとめて一括取得できます。
| 種類 | 例 |
|---|---|
| 悩み系 | 〜できない、〜わからない |
| 手順系 | 〜やり方、〜方法、〜手順 |
| 比較系 | 〜おすすめ、〜ランキング |
ここで一度立ち止まって確認してほしいのですが、「サジェストを集めた」だけで次の作業に進んでいませんか? 収集はあくまで「地図を手に入れた」段階です。その後の分類と優先順位づけをやらないと、結局どのキーワードで書けばいいかわからないまま終わります。集めた後の整理まで含めて、STEP2です。
ラッコキーワードの具体的な操作手順は、こちらの記事で詳しく解説しています。
STEP3|検索ボリュームで絞り込む
収集したキーワードの中から、実際に記事にするものを絞り込みます。判断の基準になるのが検索ボリューム(月間の検索回数)です。
| ボリューム | 特徴 |
|---|---|
| 10,000以上 | 競合が強く、初心者には難しい |
| 1,000〜10,000 | 中級者向け。競合も多い |
| 100〜1,000 | 初心者が最初に狙うべきゾーン |
| 100以下 | 上位に入っても流入がほとんど見込めないため優先度は低め |
ブログ初心者は月間100〜1,000程度のキーワードから狙い始めるのがおすすめです。
競合が少なく、かつ一定の需要がある範囲で、実際にこのゾーンで書いた記事からアクセスが取れています。これを最初の目安にしてみてください。
検索ボリュームはラッコキーワードの有料プラン、またはGoogleキーワードプランナーで確認できます。
ボリュームの目安はジャンルや競合状況によって変わるため、あくまで参考値として捉えてください。
STEP4|上位記事の構成を把握する
狙うキーワードが決まったら、実際に検索して上位に表示されている記事の構成を確認します。
上位記事はGoogleのアルゴリズムによって評価された記事です(参考:Google検索セントラル「検索の仕組み」)。
どんな見出しで構成されているか、何を網羅しているかを確認することで、自分の記事に何を書くべきかが見えてきます。
ラッコキーワードの「見出し抽出」機能を使うと、上位10記事の見出し構成を一覧で確認できます。
一つひとつ記事を開いて確認する手間が省けるので、作業時間がかなり短縮されます。
たとえば「キーワードリサーチ やり方」で調べたとき、上位10記事のうち8記事が「検索ボリューム」と「競合確認」の両方を扱っていました。
この2つは外せない、と判断できる根拠になります。
- 上位記事が共通して触れているトピック(必ず書くべき内容)
- 上位記事が触れていない切り口(差別化できるポイント)
意識しておきたいのは、上位記事を「真似る」のが目的ではないということです。共通項を押さえつつ、触れていない切り口を一つでも加えられると、記事として独自の価値が生まれてきます。
STEP5|読者の生の悩みを拾う
キーワードの選定と構成の把握ができたら、次は読者がどんな言葉で悩みを表現しているかを調べます。
Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトには、読者のリアルな声が集まっています。ラッコキーワードの「Q&A」機能を使うと、それらの質問をまとめて収集できます。
拾った悩みは、こんな使い方ができます。
- 記事の導入文のネタにする(「こんな悩みありませんか?」)
- 記事末尾のよくある質問(FAQ)として活用する
- 繰り返し出てくる悩みを独立した記事テーマとして扱う
STEP6|共起語で網羅性を補強する
記事を書き終えたあとに共起語をチェックして、抜けている情報を補います。共起語とは、特定のキーワードと一緒によく使われる言葉のことです。
「キーワードリサーチ」なら「検索ボリューム」「サジェスト」「競合分析」などがその例です。
ラッコキーワードを使い続けて気づいたことがあります。サジェストは「何を書くか」を決める段階で役立ちますが、共起語は「何が抜けているか」を発見する精度が高い。
書き上げた記事に共起語を照らし合わせると、「この言葉、一度も触れていなかった」という気づきが必ず出てきます。このひと手間が、記事の完成度を底上げします。
ラッコキーワードの「共起語」機能を使うと、関連語を一覧で確認できます。
書き終えた記事と共起語リストを見比べて、抜けている情報を補いましょう。
Googleは情報の網羅性を検索品質の評価基準の一つとしており(参考:Google検索セントラル「役に立つコンテンツの作成」)、共起語を使って記事の完成度を高めることは、検索順位にも影響します。
ラッコキーワードを使うと効率が上がる理由
6ステップを手作業でこなそうとすると、1記事あたり2時間以上かかることもあります。
ここで紹介するラッコキーワードを使うと、同じ作業が30〜40分に短縮できます。なぜそこまで変わるのか、手作業との違いを見てみましょう。
| 手順 | 手作業の場合 | ラッコキーワードの場合 |
|---|---|---|
| STEP2 関連KW収集 | Googleで一つずつ調べる | 一括取得・全コピー可能 |
| STEP3 ボリューム確認 | キーワードプランナーで別途確認 | 有料プランで同一画面で確認 |
| STEP4 上位記事の構成把握 | 記事を一つずつ開いて確認 | 見出し抽出機能で一覧表示 |
| STEP5 読者の悩みを拾う | Yahoo!知恵袋を手動で検索 | Q&A機能で一括収集 |
| STEP6 共起語チェック | 感覚に頼るしかない | 共起語機能で可視化 |
無料プランでも、サジェスト収集・見出し抽出・Q&A調査・共起語調査は利用できます。まずは無料プランから試してみてください。
初心者がやりがちな失敗パターンと対処法
キーワードリサーチの手順を知っていても、実際には同じところで詰まる人が多いです。よく見られるパターンを3つ挙げます。
パターン1|書きたいことをそのままキーワードにする
「ブログを始めて半年。毎週2〜3記事は書いているのに、検索からの流入がほぼゼロです。タイトルにキーワードも入れているのに……」
ブログ初心者によくある状況
「私がブログを始めた理由」「おすすめの副業3選(私の場合)」のように、自分が書きたいことをそのままタイトルにしているパターンです。書くこと自体は問題ありません。
ただ、誰も検索していないキーワードで書いた記事には、検索エンジンから読まれる機会がそもそもありません。
私自身もブログ初期にやっていた失敗で、「書きたいこと」と「読者が検索していること」のズレに気づくまで、半年近くかかりました。
対処の方向性
まず軸キーワードをラッコキーワードで検索して、実際に検索されている言葉のリストを確認してみてください。
自分が書こうとしていたテーマが、読者の言葉とどれだけズレているかが見えてきます。
パターン2|検索ボリュームを確認せずにキーワードを決める
「ラッコキーワードでサジェストを調べて、良さそうなキーワードで記事を書いたのに全然アクセスが来ない」
ブログ初心者によくある状況
サジェストに表示されるキーワードがすべて需要があるわけではありません。
月間検索数が10以下のキーワードも混在しています。サジェストで候補を集めたあと、ボリュームを確認せずに記事を書いてしまうと、需要のないキーワードを狙い続けることになります。
収集と選定は、別の作業です。
対処の方向性
収集したキーワードを、GoogleキーワードプランナーかラッコキーワードのVolume機能で確認してください。
月間100〜1,000程度のキーワードを優先して狙うところから始めてみてください。
パターン3|競合の強さを確認せずに上位表示を狙う
「月間1,000件以上のキーワードで記事を書いたのに、どこを探しても自分の記事が見つからない」
ブログ初心者によくある状況
検索ボリュームが大きいキーワードは、それだけ多くのサイトが狙っています。
上位10記事がすべて大手メディアや専門サイトで占められているキーワードに、ドメインパワーの弱い新規ブログが入り込むのは難しい状況です。
キーワードを選ぶ段階で、上位記事の運営元を確認しておく。それだけで、こうした状況はかなり防げます。
対処の方向性
狙うキーワードで実際にGoogle検索して、上位10記事の運営元を確認してみてください。
個人ブログや小規模サイトが複数入っているキーワードであれば、参入できる可能性があります。
大手メディアばかりであれば、別のキーワードを探してみるのも一つの手です。
6ステップを1記事で動かすとこうなる
流れをイメージしやすいよう、「副業ブログ」を運営している想定で通しで見てみます。
- STEP1 軸キーワードを「副業 ブログ」に決める
- STEP2 ラッコキーワードで「副業 ブログ」のサジェストを一括取得。「副業 ブログ 始め方」「副業 ブログ 稼げない」など100件前後のキーワードリストが手に入る
- STEP3 ボリュームを確認して月間100〜1,000程度の「副業 ブログ 始め方」に絞り込む
- STEP4 見出し抽出機能で上位10記事を確認。「初期費用」「ジャンル選び」「収益化までの期間」が共通トピックとわかる
- STEP5 Q&A機能で「副業ブログは本当に稼げるの?」「何ヶ月で収益が出た?」などの生の悩みを収集してFAQに活用する
- STEP6 共起語で「サーバー」「WordPressテーマ」「SEO」などを確認。記事に抜けていないかチェックして完成
ここまでの作業時間は、慣れると30〜40分ほどです。この準備を済ませてから書き始めると、「何を書けばいいかわからない」という迷いがほぼなくなります。
また、この6ステップはそのままAIへの指示テンプレートとしても使えます。
たとえばSTEP2で収集したサジェストをClaudeに貼り付けて「悩み系・手順系・比較系に分類して、優先順位をつけて」と指示するだけで、絞り込み作業が数秒で終わります。
よくある質問(FAQ)
- Qラッコキーワードは無料で使えますか?
- A
無料で使えます。サジェスト収集・見出し抽出・Q&A調査・共起語調査は無料プランでも利用できます。
ただし検索回数に上限があります。検索ボリュームの確認には有料プランが必要です。
- Qキーワードリサーチはどのくらいの頻度で行うべきですか?
- A
記事を書くたびに行うのが基本です。慣れると1記事あたり30分程度で完了します。
「なんとなくこのテーマで書こう」と決める前にリサーチを挟む習慣をつけておくと、方向のズレた記事を量産するリスクが減ります。
- Q検索ボリュームが少ないキーワードは狙わないほうがいいですか?
- A
必ずしもそうではありません。検索ボリュームが少なくても、購買意欲の高い読者が検索するキーワード(いわゆるロングテールキーワード)は収益につながりやすいです。
実際に月間50〜100件程度のキーワードから成約が出た経験もあります。
ただしジャンルや記事の質によっても変わるため、一概には言えません。
月間100〜1,000程度を目安にしながら、検索意図との一致も合わせて確認してみてください。
- Qリサーチをしても上位表示できません。なぜですか?
- A
キーワード選定以外にも、記事の質・被リンク・サイトの運営歴など複数の要因が絡んでいます。
Google検索セントラル「検索の仕組み」でも、検索順位は複数のシグナルをもとに決まると説明されています。
まずは競合の少ないキーワードで網羅性の高い記事を書くことに集中して、公開後3〜6ヶ月は様子を見てみてください。
- Qサジェストキーワードが多すぎて絞り込めません。どうすればいいですか?
- A
収集したキーワードをまず「悩み系・手順系・比較系」の3種類に分類してみてください。
その上で、自分のブログのテーマに近いものから順番に狙っていくと、自然と絞り込めます。
全部を一度に対処しようとせず、1記事1キーワードを徹底することも大切です。
まとめ:キーワードリサーチが、ブログの読まれ方をつくる
ブログが読まれない原因のほとんどは、文章力や更新頻度ではなくキーワード選定にあります。
読者が実際に検索している言葉を調べ、需要と競合を確認した上で書く。この順番を守るだけで、読まれる記事は変わってきます。
- ブログが読まれない原因はキーワード選定にあることが多い
- キーワードリサーチとは「読者が何を検索しているか」を事前に調べる作業
- 6ステップ(軸KW決定→サジェスト収集→ボリューム確認→構成把握→悩み収集→共起語補強)で進める
- ラッコキーワードを使うと、6ステップのほとんどを一つのツールで完結できる
- 初心者は「書きたいこと優先」「ボリューム未確認」「競合未確認」の3つの失敗パターンに陥りやすい
記事の本数より、1記事ごとのリサーチの質を上げる。その積み重ねが、読まれるブログをつくります。まずは今書こうとしている記事の一本で、この6ステップを試してみてください。
6ステップを動かしてアクセスが増えてきたら、次のステップとして「収益の仕組みをどう整えるか」を考える段階に入ります。
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