アフィリエイトで「アクセスが増えれば収益も増える」と思っていた時期があります。
おそらく、これを読んでいるあなたも、同じように思っているかもしれません。
800記事書きました。検索上位にも入りました。
月400アクセスも来ました。
滞在時間もありました。
それでも、収益は154円でした。
1年半かけて積み上げた結果が、これです。
あの頃の自分に言いたい。
アクセスと収益は、まったく別の話です。
これは、アダルト動画紹介アフィリエイトに本気で向き合った、その記録です。
なぜアダルト動画紹介を始めたのか
理由は単純でした。ネタに困らない。
アダルト動画は毎日新作が出ます。需要は安定しています。
検索ボリュームもあります。
ブロガーが最初につまずく「何を書けばいいかわからない問題」が、このジャンルにはありませんでした。
それともう一つ、背中を押した言葉がありました。
「人に言えない悩みや欲が絡むジャンルは稼げる」
健康、お金、そしてアダルト。
この三つは景気に左右されません。
不況でも需要が枯れない。
ブログを副収入にしたいなら、これほど条件が揃ったジャンルはないと思いました。
ただ、始める前から一つだけ引っかかっていました。
「広く浅くだと、かなり難しい」
無料のサンプル動画で満足してしまう人が多数派だという話は、あちこちで聞いていました。
購入する気のある人と、そうでない人を仕分けするのが難しいジャンルだと。
わかっていました。それでも踏み切りました。
「やってみないとわからない」は、言い訳ではなく本音でした。
リスクを承知で始めた、その結果がこれから書くことです。
ChatGPTで記事を量産する前と後
最初は手書きでした。一記事ずつ、コツコツ書きました。
ひたすら時間をかけて、気づけば200記事前後になっていました。
アクセスはある程度来ていました。悪くはない。
でも、このペースでいつ結果が出るのかは、正直見えていませんでした。
そこにChatGPTが登場しました。
最初に使ったとき、正直に言うと驚きました。
記事の構成を作らせて、文章を整えさせて、表を作らせて。
自分が数時間かけてやっていたことが、あっという間に形になります。
書くスピードが上がると、記事数も増えました。
200記事が、800記事になりました。
書きっぱなしではありません。
AIが出した文章に目を通して、手を入れて、公開しました。
その甲斐あって、手書き時代より、AIで作った記事のほうが検索上位に来るケースが多かったです。
アクセスも増えました。月400アクセスまで伸びました。
数字は確かに増えていました。
でも、収益が動かなかった。
増えていくアクセスと、動かない収益。
その落差が、じわじわと不安に変わっていきました。
アクセスは来た。滞在時間もあった。でも収益にならなかった。
記事の構成はこうでした。
作品の概要とあらすじ、プレイ内容の紹介、タイトルや再生時間などの基本情報を表形式で、公式提供の画像を6枚前後、そして記事内で再生できるサンプル動画。
購入ボタンは3か所に設置しました。
我ながら、悪くない構成だと思っていました。
滞在時間は30秒〜1分前後。
テキスト記事として見れば短い。
でもこれは正常な数字でした。
画像を見て、サンプル動画を再生して、それで完結するコンテンツだから。
読者はちゃんと来ていました。
でも、買わなかった。
当時はなぜかわかりませんでした。
構成も悪くない、アクセスもある、滞在時間も問題ない。何が足りないのか。
今ならわかります。
サンプル動画を記事内で再生できる構造が、購入する理由を消していました。
読者は記事に来て、サンプルを見て、満足して、去りました。
アフィリエイトリンクを踏む前に、ニーズが満たされていました。
無料で体験できるなら、わざわざお金を出す理由がありません。
冒頭で「広く浅くは難しい」と聞いていました。
その意味が、ここでようやくわかりました。
広く浅く集めたアクセスの大多数は、購買意欲のない層でした。
無料で満足できる人を、800記事かけて大量に集めていただけでした。
サンプル動画を見ようが見まいが購入を検討する層に、絞ることが必要でした。
inode問題:記事が増えると、別の問題が出てくる
記事数が増えると、収益以外にも予想外の問題が出てきます。
800記事まで積み上げていく中で、ある日突然、画像がアップロードできなくなりました。
WordPressのメディアライブラリに画像を追加しようとしても、エラーになります。
何度やっても同じ。
サイトの表示は問題ない。
記事も書ける。ただ、画像だけが上げられない。
原因がわからないまま、調べ続けました。
WordPress関連のエラーを片っ端から調べていくうちに、ようやく「inode」という言葉にたどり着きました。
inodeとは、サーバー上のファイル数の上限のことです。
ファイルの容量ではなく、ファイルの数に上限があります。使っていたmixhostのアダルトサーバーにも、この上限がありました。
原因はわかりました。でも、なぜ800記事でそこに達したのか。
調べていくうちに、もう一つの事実を知りました。
WordPressは、画像を1枚アップロードするたびに、自動で複数のサイズにリサイズした画像を生成します。
サムネイル用、中サイズ、大サイズ、テーマ用の各サイズ。
使っていたCocoonテーマに至っては、当時の環境では6種類ほど追加サイズを生成していました。
つまり画像1枚のつもりが、実際には6〜7ファイルが作られていました。
計算してみました。800記事、1記事あたり画像6〜8枚、1枚あたり6〜7ファイル生成。
おおよそ33,600。 そのくらいのファイルが、気づかないうちにサーバーに積み上がっていました。
対処は二段階でやりました。
まずmixhostの上位プランに移行してinode上限を引き上げました。
次にWordPressのメディア設定を全て0にして、自動リサイズを止めました。
ただ、アイキャッチ画像だけは設定を0にしても1枚余分に生成されてしまいました。
テーマの仕様なのか、原因は最後までわかりませんでした。
それでも放置はできない。
そこでChatGPTと一緒に、Cocoon専用の画像サイズ自動生成をブロックするプラグインを自作しました。
収益の話をしているつもりが、いつの間にかサーバーと格闘していました。
記事を増やすとは、こういうことでもあります。
何が足りなかったのか
正直に言います。
構成・流入・ジャンルの絞り込みについては、今も仮説止まりです。
構成が画一的すぎたのかもしれません。
800記事、ほぼ同じフォーマットで書き続けました。
SEOとしては一貫性がありますが、読者にとっては差別化がなかったかもしれません。
流入経路がSEOだけだったのも弱かったかもしれません。
YouTubeやXで購買意欲の高い層を別途集める手段があれば、結果は違ったかもしれません。
ジャンルをもっと絞るべきだったのかもしれません。
特定の女優、特定のジャンルに特化したサイトなら、来る読者の目的が明確になります。
やっていないことへの後付けにすぎません。
ただ、一点だけ確信があります。
購買意欲のあるアクセスを集めること。たとえ少なくても。
月400アクセスで、154円でした。
数字だけ見れば「アクセスはあった」と言えるかもしれません。
でもそのアクセスのほとんどは、無料で満足して去っていく人たちでした。
10アクセスでも、全員が買う気で来ていたら。
そう考えると、何のために800記事書いたのかという気持ちになります。
アクセスが増えれば収益も増える。
そう信じていた1年半でした。
本当に追いかけるべきは、アクセスの質でした。

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