あの頃は、毎日のように管理画面を開いていました。
新しい登録が入るたびにシナリオが動き出すので、クリックがあったか、購入につながったか、そればかり気になっていました。
メルマガ配信が13ヶ月で終わったとき、正直ほっとした部分もありました。
あの消耗する日々から解放された、という感覚です。
でも同時に、次のことを考えていました。
手元には読者リストが残っている。
そこで、その当時メルマガ配信と並んで推奨されていたステップメールを送ろうと思いました。
そのリストに向けてステップメールの1日目を配信し、さらに無料レポートスタンドでも新たに読者を集めてステップメールを配信する。
メルマガと違い、毎回ネタを考える必要がありません。
一度仕組みを作れば、あとは自動で動き続ける。
当時その言葉を信じていました。
これだったら配信日に追われることなくできると考えました。
ステップメールなら、仕組みで売れる
ステップメールとは、あらかじめ用意したメールを決まった順番・タイミングで自動配信する仕組みです。
登録した読者に対して、1通目・2通目・3通目と段階的に送り、最終的に商品購入へ誘導します。
一度設定してしまえば、あとは自動で動きます。
当時、この仕組みは「眠っている間にも売れる」と言われていました。
メルマガで消耗しきっていた自分には、その言葉が刺さりました。
毎回ネタを絞り出す必要がありません。
メルマガ配信スタンドの契約はまだ残っていたので、そのままステップメールに挑戦することにしました。
今のようにAIが文章を手伝ってくれる時代ではありません。
シナリオを考え、1通1通を自分で書き、配信順を設定して。
準備には相当な時間がかかりました。
それでも完成したときは、純粋に「これで稼げる」と思っていました。
何も売れなかった
既存のメールアドレスに向けて、作成したシナリオの配信を始めました。
当時はオプトイン方式が必要とされない時代でしたが、今思えばグレーな手法でした。
1通目、2通目、3通目。
流れ通りに送られていきました。
最初の数日は、配信通知のたびにドキドキしながら管理画面を確認していました。
何か動きがあるはずだと思っていました。
7日間のシナリオが配信し終わっても、何も売れませんでした。
開封はしてくれている。興味を持って読んでいる人はいる。
でも購入に至らない。
その壁が、どうしても越えられませんでした。
文章を見直しました。
件名を変えました。
それでも結果は変わらず、気がついたら確認する回数も減っていました。
なぜ売れなかったのか
当時は「文章が悪かったのか」「商品が合わなかったのか」「タイミングが悪かったのか」と、あれこれ原因を探していました。
でも今振り返ると、本質はもっと手前のところにあったと思っています。
売ろうとする前に、信頼を作れていなかった。
ステップメールは仕組みです。
でも仕組みが機能するのは、その前に「この人の話を聞きたい」「この人から買いたい」と思われる関係性があってこそです。
メルマガで開封率が1%以下まで落ちていた読者リストに、いきなり商品を勧めるメールを送っても、動いてもらえるはずがありませんでした。
そして、誰に何を届けるのかという軸も、メルマガ時代から何も変わっていませんでした。
仕組みだけ新しくして、中身はそのまま。
ツールを変えても、根本が変わらなければ結果は変わりません。
信頼が先で、仕組みは後。
届ける相手が明確で、初めて言葉が届く。
それがステップメールで痛感したことです。
読者を集める力はありました。
仕組みを作る行動力もありました。
足りなかったのは、届ける相手と届けるものの明確さでした。
それはメルマガ時代から、ずっと置き去りにしたままの課題でした。
この失敗があったから、のちにLP・ステップメール・商品の流れを整えるときに、何を優先すべきかがわかりました。
遠回りでしたが、そこにたどり着くために必要な失敗だったと、今は思っています。
このあとも試行錯誤は続きます。
環境の変化に振り回されながら、手当たり次第に全部試していた時代の話を次に書きます。

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