ステップメールが静かに止まったあと、しばらく何もしない時期がありました。
メルマガで消耗して、ステップメールでも結果が出なかった。
それでも、副業をやめるという選択肢は頭にありませんでした。
次に目を向けたのは、検索流入でした。
メールで読者を集めるのではなく、Googleから人を呼び込む。
アクセスさえ集まれば、何かが変わる。根拠はありませんでした。
当時、個人が検索上位を狙うための手法はいくつかありました。
その中で飛びついたのが、バックリンクを大量に作る方法です。
当時は、リンクの数が正義だった
当時のGoogleは、リンクの数が多いほどサイトの評価が上がる仕組みでした。
自分のメインサイトに向けたリンクを大量に作れば、検索順位が上がります。
それが当時のSEOの常識で、個人も業者も、こぞって同じ手法に走っていました。
同じ手法を謳う教材が飛ぶように売れ、SEO業者がリンクを販売するビジネスも成立していました。
リンクさえ買えば順位が上がる、そんな時代でした。
やり方はシンプルでした。無料ブログのアカウントを大量に取得します。
そこに500文字程度の記事を入れて、メインのブログへリンクを張る。
これを繰り返します。
取得したアカウントは1,000近くになりました。
中古ドメインを買ってそこに記事を作ることもしました。
無料サイトにペラページ(内容の薄い単ページサイト)を量産してリンクを集めたり、相互リンクも積極的に行っていました。
手間はかかりましたが、確かに効果がありました。
狙ったキーワードで順位が上がります。アクセスが増えます。数千円のアフィリエイト報酬が得られます。
その手応えが続ける動機でした。
周りも同じことをやっている。
これが正しいやり方だと、疑いませんでした。
Googleアップデートで、一夜にして無効になった
2012年、Googleは「ペンギンアップデート」を実施しました。
リンクスパムを排除するためのアルゴリズム変更です。
大量の低品質なバックリンク、ペラページからのリンク、相互リンク——それまで有効だった手法が、まとめて無効化されました。
順位が一気に落ちました。積み上げてきたものが、アップデート一つで消えた感覚でした。
正攻法ではなく、抜け穴を使っていただけだったのです。
これは自分だけではありません。
同じことをやっていた多くの人が、同じタイミングで順位を失いました。
業者も、教材も、一緒に沈んでいきました。
なぜそこまでやったのか
今振り返ると、なぜあそこまでやったのかと思います。
でも当時は、結果が出ている間は疑いませんでした。
数字が動いていれば、それが正しいと思ってしまう。
本質を避け、効率だけを追いかけていました。
誰に何を届けるか、ではなく、上位表示の方法ばかり考えていました。
それを強制的に突きつけてきたのが、アップデートでした。
手法は死んだ。でも気づきは残った
リンク量産という手法は完全に終わりました。
でも「検索で上位を取るには、読者にとって価値のあるコンテンツが必要だ」という当たり前のことを、痛みを伴って学びました。
それでもやめませんでした。
Facebook広告、Twitter、YouTube。使えるものは全部試していきました。
その話を次に書きます。

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